元大手メーカー採用担当の就活ブログ

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【メーカーの志望動機の作り方ポイント】 《例文あり》メーカーの選考に受かる志望動機とは

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目次

就活で頭を悩ませるポイントとして“志望動機をいかにして考えるか”があるかと思います。

そこまで志望度の高くない企業の選考を受ける際や、志望度は高くても説得力のある志望動機を考えることが難しい、という声をよく聞きます。

私自身も就活をしていた頃は、志望動機を考えることに最も頭を悩ませました。
主にメーカーを志望していたのですが、どこの会社も似ている商品を作っていると感じ、なぜこの会社を志望したのか、を上手くアウトプットできませんでした。

運よく大手と呼ばれるメーカーから内定を獲得しましたが、そこで採用担当になって初めて志望動機の上手な作り方(伝え方)を理解しました。

ここでは、特にメーカーにおける志望動機の作り方を解説していきます。

志望動機を聞かれる理由

そもそもESや面接で志望動機を聞かれる理由ですが、企業側は

・仕事に対してのモチベーション
・どのような仕事がしたいのか
・将来どのようなキャリアを考えているのか
・志望度合

などが知りたいと考えているので、志望理由を聞きます。
【詳細は過去記事参考】
www.saiyoyo.com


特に志望度が高いかどうかは、企業にとって重要です。
志望度の低い学生に内定を出すと、内定を辞退される可能性が高くなります。

採用担当は決められた採用人数を確保しなければならないので、いかに志望度が高いかを見極めることが採用人数の確保につながります。

実際に、
志望度の低いが優秀なAさんと、
志望度は高いがAさんに比べて少し劣るBさん
の2人では、Bさんに内定を出す企業が多いでしょう。

志望動機を聞けば、どれほどその企業に興味を持っているのか、ということが分かるので、それを判断軸にして、志望度合を見極めます。

つまり、どれだけこの会社に入りたい!という想いがあっても、志望動機を上手く伝えることが出来なければ、選考に落ちてしまいます。
それほど、志望動機を伝えるということは重要なことだと言えるでしょう。

相手に伝わりにくい志望動機

メーカーの志望動機を考えることは簡単ではないでしょう。

例えば食品メーカーを志望する場合、同業他社との大きな違いがあまり分かりにくいかと思います。
商品も似たようなものが多いですし、大きな違いは売上などの数字に目が行きがちです。

そこでよくある志望動機としては、
「御社の商品に思い入れがあって」
「業界1位の御社で自信を持って商品を売りたい」

などといった浅い答えが多くなります。

これだけでは説得力がある答えになりません。

悪い志望動機の特徴として、
・企業の特徴や強みを伝えきれていない
・自分の考えがない

といったことが挙げられます。

「自分は○○という考えをもった人間だから、その考えが合う御社でなければだめなんです!」
「自分は○○がしたいと考えているので、それができる御社を志望しました!」
など、
“自分と会社がいかにマッチしているか”を伝える必要があります。

面接官の立場になった時に、なぜこの会社なのかが伝わってこない、あなたの考えや想いが伝わらない、という答えでは良い志望動機とは言えません。

メーカーの志望動機の作り方

では、どのようにすれば相手に上手く伝わる志望動機が作れるのでしょうか。
ポイントは、
・自己PRとの連動
・同業他社との比較

です。

志望動機と自己PRは連動している

“自己PRとの連動”とは、自己PRと志望動機を分けて考えるのではなく、一つのものと考えることです。

ESや面接では、おそらく自己PRと志望動機は必ずといって良いほど答えることになるでしょう。

そこで、例えば食品メーカーの選考を受ける人が

自己PRでは、食に興味があるのでカフェで調理のアルバイトをしていたこと
アルバイトを通して、お客やスタッフといった相手の立場に立った考えや振る舞いを身につけたことをアピールするとします。
志望動機では、小さいころからA社の商品が好きで、さらに良い商品をつくりたいという考えからA社商品開発がしたい、

ということを伝えたとします。

一見すると、食への興味があり、食品メーカーを志したことが伝わりますがA社である理由や、なぜ商品開発がしたいのか、という明確な理由が伝わりません。
自己PRと志望動機で伝えていることがバラバラで、その人の考えや背景が上手く伝わってきません。

ここで重要なポイントは、
・自己PRで“自分の考えや志望した背景”
・志望動機では“自己PRを基になぜA社の商品開発なのか”

の2点を伝えることです。

これを考慮して先ほどの例を改めてみてみましょう。
相手に伝えたいポイントは、
自己PRでは“アルバイトで身につけたこと”
志望動機では“思い入れのあるA社で商品開発がしたいこと”
です。


この2点を連動させて考え、実際に面接で自己PRと志望動機を聞かれたとしましょう。

私は、小さいころお弁当に入っていたA社の商品が唯一冷めてもおいしく食べられることから、おいしいものを作る仕事に興味を持ちました。
そして大学では、実際においしいものをつくりたいと考え、カフェで調理のアルバイトをしていました。
そこでは、既存の商品をつくるだけでなく、お客さんの立場になって、どうしたらもっとおいしい商品を提供できるかという考えを重要視し、商品提供を行っていました。
実際に、○○という商品をお客さんが食べやすいように○○に変更する案を、スタッフに提案するなど、自分ならではの商品提供を行うことで相手の立場に立った考えや振る舞いを身につけました。

この経験から就職活動を行うにあたって、もっと多くのお客さんにより良い商品を提供したいと思い、食品メーカーでの商品開発を志しました。
A社では、他社とは違い商品開発をお客様の声から反映することが特徴だと感じています。最も消費者目線で商品開発を行っている点が私の“お客さんの立場になった商品提供”という考えとマッチし、その点に魅力を感じ志望しました。
そのA社で、私の強みを活かし、お客さん目線で商品開発を行っていきたいと考えています。

どうでしょうか?
自己PRでの内容を聞くと同時に、食品メーカーを志した背景や考えなども伝わってくるかと思います。
なにより、自己PRと志望動機が一つのストーリーとして相手に伝わってくることで、その人の考えや人柄なども伝わってきます。

また、
・アルバイトで身につけた強みがA社でどのように活かされるか
・A社の特徴を捉え、それが自分の考えとマッチしているか

を伝えることにより、なぜ食品メーカーなのか、なぜA社なのか、ということも見えてくるかと思います。

同業他社との比較の仕方

どの業界にも同業他社はいます。
そのなかで、例えば業界売上3位のC社があなたの第一志望の会社になることもあるでしょう。

選考では、「なぜ業界売上3位のC社が第一志望なのか」
という質問があった時に、説得力を持って答えなければなりません。

同業他社のA社、B社、C社を比較することによって、C社の特徴が見えてきます。

例えば、売上を比較するだけでも、その会社の特徴が見えてきます。

直近5年の売上をA~C社で比較したとき、なぜ売上に差があるのか、なぜこの年は売上げがあがったのか、などを考えると良いでしょう。
その理由を調べていくと、それぞれの会社の動きや経営方針、強みや弱みが見えてきます。
そうすることで会社の特徴を捉えるきっかけとなるでしょう。

特にメーカーは、同じようなことをしているように見えて、それぞれの会社の特徴(棲み分け)がはっきりしています。
海外事業に強い会社、売上はそこまででも利益を出している会社、商品を作り出す過程やこだわっているポイントなど、細かく見ていくとその違いや特徴は顕著に表れます。

そして、その特徴と自分の考えがいかにマッチしているかを伝えることで、志望動機はより説得力のあるものになります。


企業にアピールすることは3つも4つもいりません。
“私はこういう考えをもっているので、あなたと気が合うんです!”
ということだけをアピールすれば、上手に相手に伝えることができるでしょう。

そのことを意識し志望動機を考えることで、より説得力のある志望動機が作れるでしょう。


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